元来はイタリア語で焼いた土・素焼きという意味で、彫塑やプランターなどの素材として使われる。建築分野では、古くは装飾材として、またパラペット(屋上の手すり壁、胸壁)や柱頭などの複雑な模様のある部分に用いられた。最近では、外壁や土間床などにはる大型のテラコッタタイルも出ている。赤褐色やブラウン系の暖かみのある色で、イタリア、スペイン、ポルトガル製が多い。ガーデニング用の小物としての用途も広がっている。