鉄筋コンクリート造の建物の骨組みなどに使われる鉄筋のひとつ、継ぎ目なく螺旋状に巻かれたタイプで、柱や梁がずれて壊れるのを防ぐ、せん断補強用鉄筋などとして用いられる。柱の主筋に巻きつけてフックでとめる従来型のフープ(帯金)に比べて地震に強いとされる。フープを継ぎ目のないリング状にした溶接閉鎖型筋も強度は高いが、いちいち鉄線で主筋に結束する手間がかかる。スパイラルは結束が不要で工期が短い。