セメントや水、骨材以外にコンクリートに添加して一定の効果をもたらす材料のことで、数%程度混ぜる有機系の「混和剤」と、使用量の多い無機系の「混和材」に分かれる。前者は、基本的に界面活性作用でワーカビリティ(施工軟度)を高める化学薬剤で、AE剤、減水剤、AE減水剤、流動化剤などがある。後者は、コンクリートの耐久性や強度を高めるもので、フライアッシュ、高炉スラグ微粉末、シリカフューム、石灰などがある。